「チョウシ屋」と聞くとピン!とくる方も多いだろう。 そう、歌舞伎座裏手にあるお肉屋さんである。昭和2年からお店を構え現在は、お肉屋さんというよりチョウシ屋のコロッケ方が認知されているだろう。

11時のオープン前から列ができる。お昼休みがあり午後16時からの販売も即完売状態。彼らのお目当ては元祖コロッケ、別名ポテトコロッケだ!!!!!!

チョウシ屋さんは千葉県銚子市出身の初代店主が創業。当時、コロッケといえばクリームコロッケのことで最高級の一品だったようだ。そこで初代は、日比谷の洋食店で働いていた経験を生かして、じゃがいもにひき肉を混ぜ、小判型に形を整えて揚げる「ポテトコロッケ」を作ったのである。

当時の値段はクリームコロッケの10分の1。民衆が手に届く価格ということで大ヒットした。チョウシ屋からポテトコロッケのレシピは全国に広まり今では誰もがコロッケといえばポテトコロッケを思い浮かべるほどではないだろうか。創業当時からメニューは多少減ったものの、まだまだ豊富な品数がずらり。

じゃがいも、ひき肉、玉ねぎを材料に、味つけはシンプルに塩こしょうのみ。パン粉をつけてラードでからっと揚げるという初代考案黄金レシピを、現在は3代目が受け継いで営業中。


オリジナルソースを塗ったパンにはさんだ総菜パンも大人気!キャベツなどは入れない潔さが気持ちがいい。ポテトコロッケの本来のおいしさをシンプルにストレートに味わうことができます。

毎朝4時過ぎから仕込みを始めているチョウシ屋さん。売り切れ次第でお店も閉店してしまうので確実にゲットしたければ早めの来店がおすすめ。並ぶのは覚悟で行こう!
ハムカツパンもおすすめだったりする…。

吉永小百合さんおすすめ銀座グルメはこちら⤵︎
店名 チョウシ屋
住所 東京都中央区銀座3-11-6
時間 11:00~14:00、16:00~18:00
定休日 土、日、月、祝

- 1980年代の銀座を巡る「夜のネオンと記憶の旅」
- 一夜限りの粋な共演「歌舞伎座」ティファニーブルーに染まる夜
- 【銀座歴史】1960年代の夜景から銀座を読み解いてみた結果
- 【日本初】〇〇を取り入れた銀座タニザワ『鞄』という漢字も考案していたすごいお店だった!
- 第24回『銀座・ひと繋ぎBar』 ゲスト:GINZA TANIZAWA TOKYO 5代目・谷澤良郎さん登場!!