透き通ったスープに、朝の答えがある

東銀座「たらちゃん」。
ここで朝に食べたいのは、迷いなくプゴクだ。
プゴクは、韓国で親しまれてきた干し鱈のスープ。滋味深く、身体を内側から整えてくれる料理として知られている。
華やかさはない。だが、二日酔いや不調の朝にこそ、その真価がはっきりと伝わってくる。

運ばれてきたプゴクは、驚くほど澄んでいる。
干し鱈から引き出された旨味が、過不足なくスープに溶け込み、そこに豆腐と卵が、静かに寄り添う。

一口目、塩味は控えめ。だが、飲み進めるほどに輪郭が立ち、「これは身体が欲していた味だ」と腑に落ちる。胃に負担をかけず、それでいて満足感はきちんと残る。
プゴクという料理が、なぜ「朝の定番」として受け継がれてきたのかが、自然と理解できた。
主張しない強さ
「たらちゃん」のプゴクは、主張しない強さがあった。
にんにくの使い方も控えめで、香りは穏やか。だからこそ、干し鱈そのものの旨味が前に出る。派手さで記憶に残るのではなく、また朝に来たくなる味として、静かに心に残るのだ。
銀座で食べるからこそ、意味がある
忙しさと情報が密集する街、銀座。
そのすぐ脇で、こんなにも静かな朝食があることがうれしい。

東銀座でプゴクをすする。
それだけで、今日一日のリズムが整う気がする。「たらちゃん」は、朝に身体をリセットするための場所。東銀座に、こういう店があることを、そっと覚えておきたい。
プゴク専門店「たらちゃん」
住所:東京都中央区銀座3-13-5 鈴木ビル 1F
営業時間:平日 : 07:00〜19:00、土曜 : 07:00〜16:00、日祝 : 休
アクセス:東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座駅」から徒歩約3分、歌舞伎座裏近く

執筆:ginzaboy
Photo:ギンザプロデュース24
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