【国宝級】歌舞伎座裏にあるドトールがファンには堪らない聖地へと変貌していた!

【国宝級】歌舞伎座裏にあるドトールがファンには堪らない聖地へと変貌していた!

店内に入ると窓際には鮮やかな凧が踊り、柱には歌舞伎の絵葉書や手ぬぐいが店内を賑やかにしていた。

カウンターの背後には筋書が飾られ、注文を待つ間まるで市川團十郎の声が聞こえてきそうな雰囲気に心が躍る。この店舗は、歌舞伎座至近という立地を生かし、伝統芸能へのオマージュとして装飾を一新。ドトールが掲げる「日常の中の非日常」を体現する試みだろうか。

更にテーブルには、これまでの筋書に加えて現在、話題沸騰中の「国宝」のプログラムまで揃っていた。

常連客の男性は「いつものアイスコーヒーが、なんだか歌舞伎座で飲む一杯みたい」と笑う。この試みは、歌舞伎の敷居の高さを和らげ、若い世代や訪日客にもその魅力を伝えたいという狙いがあるのかもしれない。歌舞伎座裏の伝統とモダンが交錯するこの空間は、コーヒー一杯の時間すら小さな物語に変えてくれいるのだ。

歌舞伎座は2013年のリニューアル以降、伝統を現代的にアップデートしてきた。ドトールもまた、地元カルチャーとの融合を試みた一例と言える。店内は決して派手ではない。むしろ、ミニマリズムのドトールらしさを保ちつつ、歌舞伎のエレガンスを注入。朝のモーニングセットを注文すれば、トーストの横に並ぶコーヒーが、まるで幕間の休息のように感じられる。昼時は近隣のビジネスパーソンで賑わい、夕暮れには歌舞伎ファンと思しきグループが語らいを深める。こうしたレイヤードな使い方が、銀座の多面性を象徴する。

おすすめは、アイスコーヒーとミルクレープのセット。クレープの層が隈取の模様にすら見えてくる。ドトールは価格も手頃で、銀座のラグジュアリーを気軽に味わえる点が魅力だ。歌舞伎観劇の際はぜひこの店に立ち寄ってみてほしい。伝統とカジュアルのブレンドが都市の新しいリズムを生むはずだ。

ドトールコーヒーショップ 銀座4丁目店

住所:東京都中央区銀座4-11-6 銀座島倉ビル

営業時間:平日: 6:45~21:20、土曜: 7:00~20:00、日祝: 7:30~19:00

席数: 約40席(完全分煙、喫煙ブースあり)、FREE Wi-Fi、テイクアウト可、電子マネー・カード決済対応、出前館対応

アクセス:東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座駅」から徒歩約2分、歌舞伎座のすぐ裏

執筆:ginzaboy
Photo:ギンザプロデュース24

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