ライカで40年間銀座を撮り続けたサラリーマン写真家「髙地二郎」という男

ライカで40年間銀座を撮り続けたサラリーマン写真家「髙地二郎」という男

ーー自己紹介お願い致します。

はじめまして。髙地二郎の長女・治子です。日商岩井カイロ支店、在日エジプト大使館、農林中央金庫シンガポール支店等の勤務経験から、現在は改めて日本文化の素晴らしさに気付き、その奥深さに触れることに日々楽しみを感じています。

ーーお父様の二郎氏はどのような方でしたか。

当時、天賞堂に勤務していた父は、いつでもどこでもライカをぶら下げ、家の中でも写真を撮っているくらいカメラが大好きでした。今回は生前、父が撮影してきた「銀座の写真」をぜひ皆さんに見ていただきたいと思っております。その他には、飛行機も大好きで仕事から帰宅後は、飛行機のソリッドモデルの製作を自宅で手掛けていたクラフトマンでもありました。

ーー改めて、今回出版する本はどのような内容になっていますか。

ライカで40年間銀座を撮り続けたサラリーマン写真家「髙地二郎」という男

父・二郎が昭和30年代から40年間、銀座天賞堂に勤務させていただいた際に撮り続けた通勤途中や銀座界隈の写真215点を掲載した写真集となります。昔懐かしい銀座がここには詰まっていて違った角度の銀座に出会えると思います。

ーータイトルに込めた意味はなんでしょうか。

「GINZA Through the eye of a Salaryman 1950-1990 」昭和という激動の生活の中で、銀座で働いていたサラリーマンが生活の目に留まった日常の風景をタイトルに込めました。

ーー本を出版するきっかけを教えてください。

ウェブサイトは、世界中どこでも多くの人に見てもらえると思い2022年に立ち上げました。しかし、一つ一つスキャンした古い写真が紙ベースで見ることができたらという願いがきっかけとなり出版を決めました。もちろん写真集にはウェブサイトに掲載されていないものが数多くあります。

ーーどんな方に手に取ってもらいたいですか。

どなたでも、昭和の銀座、建物、看板、自動車、都電、電車、人々、ファッション、等々に興味や関心のある方々に手に取っていただきたいですね。令和の銀座とはまるで別世界に見える写真もありますので(笑)

ーー最後にメッセージお願いします。

写真を眺めながら、いろいろなストーリーが生まれるといいなあと思います。また、写真を通してご覧いただいた方々の思い出、新しい発見などをみんなで共有できるば場ができたらいいなと思います。

髙地二郎(こうちじろう1927年-2010年)
写真愛好家。東京育ち。1950年明治大学卒業後、1990年までの40年間、銀座天賞堂に勤務。小さい頃から、カメラ、飛行機に興味を持ち、自作のカメラで写真を撮るほどのカメラ小僧だった。級友から「飛行機博士」と呼ばれるほど、飛行機についても詳しかった。天賞堂勤務時代には銀座にあるお気に入りのカメラ店に通い、多機種に及ぶ中古カメラを使っていた。
中でもライカは述べ20機種以上愛用してきた、熱烈なライカファンであった。毎日カメラを持って通勤し、銀座界隈の日常を切り取った写真を40年間撮り続けた。(公式より)

ライカで40年間銀座を撮り続けたサラリーマン写真家「髙地二郎」という男
出版情報

◆タイトル:GINZA 「Through the eye of a Salaryman 1950-1990」

◆出版社:蒼穹舎

◆発行日:2025年8月15日

◆価格: ¥5,000 (税別)

◆発売後のイベント:10月21日~26日 森岡書店

◆販売場所・リンク:教文館 (https://www.kyobunkwan.co.jp)、蒼穹舎(http://www.sokyusha.com 、電話注文可 03-3358-3974)、写々者(http://www.shashasha.co)、東京都写真美術館ミュージアムショップ(NADiff BAITEN)、ジュンク堂池袋、シェルフ Shelf 神宮前(http://www.shelf.ne.jp)

◆公式HP:https://jirokochiphotos.com

ライカで40年間銀座を撮り続けたサラリーマン写真家「髙地二郎」という男

執筆:ginzaboy
Photo:ギンザプロデュース24

COMPANY

ノースサンド
無印良品銀座
uniqlotokyo
東急プラザ銀座画像

RECOMMEND

1 2