【東急プラザ銀座】都市空間の共時性を探る現代アートイベント「Synchronicity」

【東急プラザ銀座】都市空間の共時性を探る現代アートイベント「Synchronicity」

2024年12月20日

情報提供:株式会社The Chain Museum

2025年1月25日・26日の2日間にわたり、銀座の広大な会場で35名のアーティストが集い、パフォーマンス、音楽、彫刻、立体、平面など、多彩な手法で表現を繰り広げます。

現代アートの多義性と包括性、都市空間での想像性を問うアートイベント『Synchronicity』が2025年1月25日・26日の2日間にわたり開催されます。銀座にある約1,500平方メートルの広大な会場で、35名のアーティストが集い、パフォーマンス、音楽、彫刻、立体、平面など、多彩な手法で表現を繰り広げられます。

本イベントでは、銀座のフィールドワークを経て制作されるメディア作品や、都市の記号を再考する平面作品が展示され、都市生活と自己の関係に対しても焦点が当たります。また、酒井直之によるパーキンソン病と共に生きる人々を対象としたワークショップ《Dance Well》や、古川実季によるエンゲージメントアート形式の作品《Tejiendo una relación -関係を織りなす》など、参加者同士の対話を通して、新たな共時性を発見する機会もお届けします。


作品紹介(一部)

《Blue》- 柴田まお

会場に置かれた青い造形物。それをリアルタイムで画面上に映し出し、 ブルーバックを利用したクロマキー合成を行う。 ​ 青い作品はカメラの前を通り過ぎる人々と共に、クロマキー合成を施された映像として、リアルタイムでモニターに映し出され、 そこには現実とは異なる姿が現れる。 ​ Covid-19により、表現の場が今までのように行われづらくなってしまった環境に於いて、 作品の物体としての存在はどうなってしまうのか。 画面上では見ることはできな いが、足を運ぶことにより見ることの出来るインスタレーションを構成する。

《Dance Well》- 酒井直之

ダンス・ウェルは、美術館や自然の中など、芸術的空間で行われるパーキンソン病と共に生きる方々を主な対象としたダンス芸術活動です。子どもから大人まで、年齢やダンス経験を問わずどなたでも参加できます。2013年にイタリアのバッサーノ・デル・グラッパで誕生し、現在では日本でも活動が行われています。

《There is a world of difference between knowing and doing》- 豊田ゆり佳


ポスト・モダンダンス世代のアメリカのダンサー、イヴォンヌ・レイナーが手がけた詩集に収められている「The world upside down」という詩は、” 世界がまるで天と地がひっくり返ったよう” という表現や、” 慈悲の気持ちはどこにあるのか” という問いを投げかけている。 この詩が具体的に何を語っているのかは不明だが、この詩を” 知ることと実際に行動することには天と地ほどの差がある” と新たに解釈し、パフォーマンスを制作した。 詩集自体は1990 年代後半に書かれたものであり、イヴォンヌ・レイナーがアメリカを拠点にしていたことを考慮すると、「The world upside down」は9.11 の同時多発テロの悲劇を目の当たりにして書かれた可能性も考えられます。明日がどうなるか分からないこの世界で、私たちはどのように振る舞い、生きていくことができるのでしょうか。

■ 銀座のフィールドワークを経て制作されるメディア作品

4つのスピーカーを配置し、銀座の異なるエリアを巡るような体験をします。都市の視覚と音の交わりをテーマに、Miho Yajima氏が撮影した風景写真と、ベルリン在住の音楽家Tatsumi Ryusui氏が現地で採取した音を融合させ、観客に独自の視覚と聴覚の旅を届けます。

アーティスト:
Keisuke Sugawara、Tatsumi Ryusui、Miho Yajima

■ 本の関連性を自発的に発見することで、第三者に影響されない解釈を持てる場

7つのエリアには、無作為に持ち込まれたアートブックが並びます。参加者はエリアごとに一冊の本を読むことで、自発的に関連する点を発見し、批判を行い、新しい発想を生み出します。アルゴリズムベースで資料を集める潮流とは逆の試みである本企画では、参加者の“レビュー”は共有されず、読んだ本の順番のみが匿名のデータとして公開されます。無意識のうちに他者の感想に影響されやすい現代において、資料選定時の恣意的な誘導を最低限に留め、反対に参加者自身が本と本の関連性を探ることで、自発的な思考を引き出すことを目指します。

■ 親子スペース・託児ブース・センサリースペースの設置

本アートイベントでは、すべての来場者が安心して楽しめる空間づくりを目指し、

・お子さま連れが一緒にアートを楽しめる「親子スペース」

・無料でシッターにお預けが可能な「託児ブース」

・音や光に敏感な方々、静かな環境を必要とする方がリラックスできる「センサリースペース」

を設置いたします。

※「親子スペース」「託児ブース」の利用可能時間は12:00〜19:00を予定しています。

どれも、個々の多様なニーズに配慮し、すべての方が快適にアート体験を楽しむことができるような配慮を行った上で、別々の空間として区切るのではなく、同じ時間・空気感を共有できるようなスペース設計を施します。

スペース運営:そだてるはたらくプロジェクト(株式会社Louvy)


イベント概要

日時

2025年1月25日(土) ・26日(日) 12:00~21:30


場所

東急プラザ銀座6F (銀座駅徒歩1分)

入場料
1800円(税込)
※小学生以下は無料です。


主催

株式会社qutori

会場協力

東急不動産株式会社・東急不動産SCマネジメント株式会社

協賛

有限会社 タキコウ縫製 ハナロロ、株式会社Louvy そだてるはたらくプロジェクト

チケット購入ページ

https://artsticker.app/events/53858